みなさん、こんにちは!今日は赴任後の家探しについて記載していきたいと思います。私の場合、会社の同僚に日本人おらず、前任者からの引継/アドバイスも皆無だったため、ほぼ全て一から探しました。あくまで私の体験情報であり、一つの参考にしていただければと思います。
家の種類
アメリカの場合、大きく分けて3種類のタイプに分けられます。日本と同じ呼称でも、違うものを指したりするものもあるので注意してください。
①一軒家タイプ
典型的な「アメリカの家」です。自分専用の芝生の庭、車2台分くらいのガレージがある2階建ての木造一軒家です。周りに音などを気にせず、休日はBBQをしたり、良いところだとプールがついてるところもあります。一方で、広い部屋の掃除が必要だったり、芝生の水やりなどの庭の手入れが必要だったりします。場所によっては、庭の手入れ状態がひどいと、シティーからクレームが来るエリアもあると聞きます。
②タウンハウス
日本の一軒屋に近い家です。正確にはテラスハウス(長屋)と言われる家です。同じような間取りの家が、並んでいて、両側の壁を隣人と共有しているのが特徴です。また、庭などは共有部分となっています。
マンションのように上下の人の音を気にしなくて良いというメリットがあります。ちょうど一軒家とアパートメントの中間のような存在です。
③アパートメント
日本で言う賃貸マンションです。管理会社が全部屋を管理しています。一軒家やタウンハウスと比較して狭かったり、また自分専用の庭などもないです。もちろん庭の掃除などは自分でする必要がないのでそこはメリットと言えると思います。です。また、アパートメントによっては、ジム、プール、コミュニケーションスペース、BBQスペースなどが共同設備として設けられているケースが多いです。
家の探し方
アメリカの場合、日本のエイブルやアパマンのような賃貸仲介会社がありません。そのため、自分で住宅候補物件を見つけて、その住宅の事務所(Leasing Office)へコンタクトする必要があります。(※大都市であればAgentや会社があると聞いてるので、これはケースバイケースかもしれません) その時に使用したのが住宅検索専用サイトです。Googleで「Apartment(Leasing Home) 都市名」とググってもいいのですが、Zillowというアプりが便利で使っていました。
●Zillow
下記が画面です。
(検索画面。地図:Uptownt地区,Rent(賃貸), 予算1.4-2.4K$/M, 部屋:1bed+1bath, 建物:Apartmentで検索)
(地図上にある物件をクリックすると上記のように詳細表示されます。)
他にも、他にも、Trulia Rentals, Zumperといった別アプリもありますので、参考にしてみてください。
●内見
Leasing Officeに行けば、空き部屋やモデルルームを内見させてもらえます。重要視したい項目は人によってそれぞれですが、私が気にしたポイントは下記です。
・間取り/広さ →広さはm2や畳で表示されるわけではなく、SQF(Square Feet/平方フィート)で表示されます。1SQF = 0.092903m2の広さです。SQFの値を10.764で割ると平方メートルの数字が認識できます。また、アパートメントの場合ですが、ほとんど型が決まっており、Studioタイプ(≒ワンルーム)、1bedroom&1bathroomタイプ, 2bedroom&2bathroomタイプから選ぶことになります。
・床 →フローリングなのかカーペットなのか好みのものを選ぶと良いと思います。
・家電設備 →洗濯機&乾燥機、冷蔵庫、システムキッチン、電子レンジは備え付けでついてきます。
・治安 →同じ街でも、住むエリアによって治安は変わります。治安の悪い場所は、浮浪者が多かったり、発泡事件が起こったりするので避けた方が良いです。家の周りを少し歩いてみるとなんとなくの雰囲気が分かると思います。基本的に、家賃の安い地区に行けば、治安は悪くなくなるので、極端な場所は避けた方が良いと思います。
・駐車場 →基本的に車社会なので駐車場は、家賃額に含まれることになります。あと私は駐車している車もチェックしました。日本人駐在員が住むようなエリアではあまり気にならないのですが、街で見かけるアパートや住居によっては、ボコボコの車がたくさん停まっていたり、ゴミが散乱していたりしており、民度や治安などが心配になるので避けるようにしました。(別に過度に心配して、高級車が止まっている必要はないと思います。)
契約について
契約期間; 契約は基本12ヶ月契約が多いです。ケースによっては、この12ヶ月に加えて、フリーレント(無料期間)1ヶ月がキャンペーンとしてついていたりします。また、物件によっては、18ヶ月契約家賃、12ヶ月契約家賃、6ヶ月契約家賃といった形で入居者が選択できるような形になっているところもあります。もちろん、期間が長くなれば安くなります。逆も然りです。そして、契約が切れるタイミングになれば、更新の有無の連絡が来ることになるそうです。アメリカの場合、物価上昇傾向であり、大体値上げのOfferが出てくると言われてます。
また、日本と違うのは、契約期間に中途解約するケースです。日本の場合は、契約期間が残っていても(次回更新まで期間が残っていても)、住んだ期間だけの家賃を払えばいいのですが、アメリカは違います。居住期間も、契約条項のうちなので、ペナルティが課されることになります。
一般的には、
-①残っている契約期間、自分の代わりに住んでくれる人を自分で探して住んでもらう。
-②ペナルティとして家賃2ヶ月分を払って契約解除する。
私も最初「なんで?」って思いましたが、大家/管理会社側から見た場合、賃貸入居の閑散期に急に退去されてしまうと、入居者募集で空室&家賃減額リスクもあるため、上記のようなペナルティをつけていることが多いようです。(アメリカに来たばかりで信用ない人が交渉するのは難しいです。不動産Agentなどに頼むとこういった文言は消してもらえるとも聞きましたが、Agent Commissionも家賃1ヶ月分相当かかると言われ、あまり得策とは思えなかったです。)
Deposite; 契約時に、Depositeを要求されるケースがあったりします。もちろん物件によりますが、アメリカに来たばかりの人は、(アメリカで)信用や支払実績もない人とみなされ、要求されるケースが多いと聞きます。
Insurance; 賃貸契約で付帯している保険はあくまで建物に対してのみが一般的です。例えば、火災になっても、自分の所有物に対しては保険が効いてません。気になる人は自分で入る必要があるようです。
では、皆さん、良い家探しを!
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