Asset Allocation

前回は、様々なカテゴリーの代表的なインデックスファンドを紹介しました。今回は、その中で、いろいろな種類の商品がある中で、それらをどういう組み合わせでどの程度買えばよいのか?と言うことをかきたいと思います。

アセットアロケーションとは?

アセットアロケーションとは、資産運用において、運用資金を株式や債券、不動産、外貨、現金などの複数の資産に配分することです。資産配分とも呼ばれ、資産運用における重要な考え方の一つです。

この目的としては、資産を一つのカテゴリーに集中させるのではなく、分散させることにより、リスクを分散してコントロールしながら効率的にリターンを獲得することにあります。

また、短期的ではなく、長期的な視点で利益が出るように組むことが大事になります。

もちろん、一口で、最適な資産運用のプランといっても、年齢、性別、資産レベル、リスクの取り方、目標金額も違いますので、回答は人それぞれとなります。

しかし、ある程度の知識やノウハウがあれば、自分なりの正解を見つけるのに役に立つと思います。

下記に、参考事例を諸々記載しますので、是非参考にしてみてください。

また、前回の記事で、お勧めインデックスファンドを紹介してますので、それをを見ながら、投資ポートフォリオを作ってもらうといいと思います。

(参考1) John Bogle推薦 ”年齢=債券の比率”

John Clifton “Jack” Bogle氏は、米国最大の資産運用会社であるVanguard Groupの創業者であり、世界初の個人向けのインデックスファインドを設定し、「インデックスファンドの父」とも呼ばれています。

彼は、投資額の資産配分において、「株式と債券のバランスを取る」と言うことを提唱してきました。

ボーグルは、一般的なルールとして「株式の割合は100から自分の年齢を引いた数にする」という考え方を提唱していました。30歳なら株式70%、債券30%、60歳なら株式40%、債券60%という具合です。

若い時に株式比率を上げる理由は下記2つです。

  • 長期的な成長の恩恵を受ける
    • 株式市場は短期的に変動が激しいですが、長期的には成長する傾向があります。
    • 若いうちは時間があるため、仮に株価が下落しても回復するチャンスが十分にあります。
  • 複利効果を活かせる
    • 株式の成長がリターンを生み、その利益がさらに増えていき、資産が加速度的に増加します。

年齢が上がるにつれて債券比率を増やす理由は下記2つです。

  • 資産の保全を優先
    • 定年が近づくと、資産の価値を守ることが重要になります。
    • 債券は株式に比べて価格変動が少なく、安定した収益を生み、リスクを低減できます。
  • 取り返しがつきにくい
    • 60歳を超えると、株式市場の暴落があった場合に回復を待つ時間が限られるため、安全性を重視する必要があります。

これに従うのであれば、株式については、S&P500,and/or 全米株式(or + 外国株式)を組み込み、債券については、米国債を組み込んで、ポートフォリオを調整する形でよいと思います。

(参考2) David Swensen “6ポートフォリオ・バランス型”

David Swensenは、イェール大学の基金を運用し、約20億$→約270億$まで増加させました。「スウェンセン・モデル」と呼ばれる機関投資家向けの投資戦略を確立した著名な投資家です。彼のアプローチは、長期的な投資において高いリターンを実現するための分散投資を強調してします。また、個人投資家向けの資産配分も提唱しています。

<スウェンセン・モデルのポートフォリオ>

  • 米国株: 30%
  • 外国(先進国)株式:15%
  • 新興市場株式: 5%
  • 米国REIT:20%
  • 米国債:15%
  • 米国TIPS: 15%

ポートフォリオを6資産に分けて分散させ、インフレ対策もしており長期の運用には向いているかと思います。しかし、6セクターごとに投資信託を組み合わせたり、と少しややこしいかもしれません。

(参考3) Warren Buffett推奨 ”90%をS&P500で運用”

Warren Buffett氏は、アメリカ合衆国の投資家、資産家です。世界有数の投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めており、「投資の神様」とも呼ばれています。資産額も約1,500億$(約23兆円)(24年11月時点)であり、世界の富豪ランキングでも常にトップ10に入っています。

そんな彼も2024年8月に94歳となっており、死後に自身の資産の管理を信託に託し、妻(アストリッド・メンクス)のためにシンプルな投資ポートフォリオを提案しています。

<バフェット推奨のポートフォリオ>

  • 90% S&P 500インデックスファンド
  • 10% 米国短期国債(T-Bills, Treasury Bills)

彼は、このシンプルなポートフォリオがほとんどの投資家にとって最適な選択肢であり、「プロのファンドマネージャーよりも良い成績を収める可能性が高い」と述べています。

バフェットがこの配分を推奨するのは、低コストで長期的に安定したリターンが期待できるからです。下記がその背景の説明です。

S&P 500インデックスファンド(90%)

  • 米国のトップ500企業に分散投資
    • S&P 500は、Apple、Microsoft、Amazonなど、米国の代表的な企業を含む指数。
    • 企業が成長する限り、インデックス全体も成長するため、長期的なリターンが期待できる
  • 低コストで高リターン
    • アクティブファンドよりも低コスト(手数料が安い)で運用できる。
    • 実際、多くのアクティブファンドはS&P500に勝てない。
  • 歴史的に安定した成長
    • S&P 500の過去50年以上の平均リターンは年率約10%(インフレ調整後で約7%)。
    • 短期的には暴落もあるが、長期では上昇傾向。

②短期米国債(10%)

  • リスクヘッジ(暴落時の安全資産)
    • 株式市場が暴落したときに、ポートフォリオ全体の下落を和らげる役割。
  • 流動性確保
    • 生活費などの急な支出に備えて、安定した資産を確保。
  • 信用リスクがほぼゼロ
    • 米国政府が発行する債券は、ほぼ確実に元本が保証される安全資産

以上になります。

最初は戸惑うことが多いかと思います。また、上記が完全に正解と言う訳でなく、リスクを取りたくない人は、上記の例の数字を少し調整したりして、自身にあったものを是非トライしてみてください!

では!

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