今日はアメリカの会員制倉庫型スーパーについて紹介したいと思います。日本でもCOSTCOが進出しており、馴染みがありますが、米国では、このCOSTCO以外にも店がありますので、他も含めて紹介したいと思います。これらのショップの特徴としては、下記があります。
①会員制であること
誰でも入れず、入店には、会員カードと年会費が必要です。店に入店時には、入口の定員にカード提示が必要です。一番安い会員クラスで50-60ドル/年です。この会員費用が発生する代わりに、販売商品自体にはお店の利益が乗らず、商品販売単価は非常に安いレベルになっています。
②大型倉庫型店舗&大量ロット販売
店は倉庫型になっており、商品は基本的には入荷したままのパレットに乗っており、お客さんがそこから欲しい商品を取る形になっています。また、販売ロットも、普通のスーパーの3倍くらいのロット単位で販売しています。そのため、一人暮らしの方よりも、大家族や業者向けの量になっています。
③フードコート&ガソリンスタンド併設
どの店舗にも出口近辺にフードコートが併設されており、買い物後に持ち帰り可能なホットドックやピザなどを楽しむことができます。また、ガソリンスタンドもあり、街のガソリンよりも安価な価格でガソリンを給油できます。特にアメリカは車社会であり、この安いガソリン価格のためだけに会員になる人もいると聞きます。
COSTCO
こちらは日本でもお馴染みのCOSTCOです。アメリカ以外でも13カ国(日本含)で店舗展開されています。全米では約590店舗を展開しており、店舗売上高としては約2377億ドル/年(23年8月期)であり、アメリカ国内のシェアはNo.1です。日本では”コストコ”と呼ばれますが、アメリカでは”コスコ”と発音されています。
Sam’s Club
こちらはWallMart Group傘下の会員制倉庫型クラブであり、Wallmartの創業者のサム・ウォルトン氏の名前をとってサムズクラブという名前になっています。店舗数は全米で約600店舗ありますが、売上は約840億ドル/年であり、全米No.2のシェアになっています。
BJ’s
BJ’s Wholesale Club Holdings Incが運営する会員制倉庫型クラブです。上記2つと比較するとシェアは小さいですが、全米で約250店舗を展開し、約200億ドル/年の売上ですで、全米でNo.3のシェアです。また、こちらは、米国の東部側のみの事業展開であり、西海岸沿いの地域の方にとっては馴染みがないかと思われます。
COSTCO, Sam’s Club, BJs 比較
◯年会費。
年会費ですが、一番標準プランで、Costco;USD60/年、Sam’s Club;USD50/年、BJs;USD55/年です。(24/6月)。
◯店内
倉庫型であり、どこもさまざまな商品が大量に陳列されています。左からCOSTCO,SAMS,BJs。どこも配置は違えど、食材の他、家電、洋服雑貨、薬などが販売されています。
◯タンドリーチキン
有名な鳥の丸焼き。これはどこもあまり差異ないように感じます。左からCOSTCO,SAMS,BJsです。
◯アジア食材
左からCOSTCO,SAMS,BJsで見つけた日本食材です。どこもそれぞれ独自のものを販売しているようです。アジア食材の種類の豊富さとしては、COSTCOがやや多めと感じました。これは店の場所とかにもよるので一概には言えないと思いますので、あくまで参考情報としてご理解ください。
◯フードコート
COSTCO、SAMSには出口近くに軽食コーナーがありました。私の近所のBJsにはありませんでした。
◯ガソリン
こちらは全てWarehouse倉庫の横にガソリンスタンドが併設されています。価格は他の一般のガソリンスタンドと比較すると割安です。また、この3つの店舗は同じ価格でした。
まとめ
諸々と書きましたが、3種類とも、多少の違いはあれど、大きな差は無いです。こちらの知り合いに聞くと、職場や自宅の近くにある店舗を利用している人が多いですね。皆さんの参考になれば嬉しいです。
ではまた!
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